パソコンが起動しない 

下の画像の画面のまま5~15分後に起動したり、起動しない事もあるとの事

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起動しない時は、電源を強制終了し、何度か繰り返すと起動していたとの症状です。

 

 

ハードディスク診断ソフト(Crystal Disk Info)にて、HDDの簡易診断を行いました。

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警告の表示はありませんでした。

(リードエラーレートの生の値が異常に多いのは、シーゲイト製HDDの仕様です)

 

コマンドプロンプトを開き、sfcコマンド、chkdskコマンドを行っても異常は見られませんでした。

イベントビューアにも異常個所は見られませんでした。

・sfcコマンド:スタート→すべてのプログラム⇒アクセサリー→コマンドプロンプトを右クリック→管理者として実行。画面が出てきたら『sfc/scannow』と入力しEnter。スキャンが始まります。

・chkdskコマンド:すべてのプログラム⇒アクセサリー→コマンドプロンプトを右クリック→管理者として実行。画面が出てきたら『chkdsk c:/f』と入力しEnter。再起動後スキャンが始まります。

・イベントビューア:スタート→コンピュータを右クリックし管理をクリック→イベントビューアをダブルクリック→カスタムビューをダブルクリックしアプリケーションやシステムのエラーを見ます。

 

ソフトウェア上では、HDDに異常は見られませんでしたが、HDDの動作音が不安定でした。

 

HDDのバックアップ・コピーソフト(Acronis)を使用し、検証用のHDDへコピーを行い、起動するかチェックを行いました。

結果、問題なく起動しHDDに原因があることが判明。

 

このように、ソフトウェア上の診断だけでは、原因を特定することが出来無いことがありますので、注意が必要です。

HDDの交換を行いました。

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画面下が、古いHDDで上が新しいHDDです。

 

交換後、は動作良好で起動も正常です。

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HDDは160GBから500GBになりました。

 

今回のように不調が無くとも、HDDの容量に不満のあるお客様はHDDの交換がおすすめです。

作業代も6,000円程度でできますので、ぜひご相談ください。

パソコンが再起動を繰り返す 機種:Mouse Computer

windows updateの失敗で、更新作業と再起動を繰り返してしまうという症状です。

 

HDDの診断を行ったところ、代替セクターがありました。

パソコンは、windows Vista (サービスパック適応前)です。

 

windows updateを停止させ、手動にてwindows updateを行うことにします。

 

windows updateの停止

・windowd Vistaのインストールディスクにて起動させ、windowsインストール画面でコンピュータの修復を選び、システムの回復オプション画面からコマンドプロンプトを開きます。

・以下を入力しコマンドプロンプトを終了させます

cd C:¥windows¥winsxs Enter key

del Pending.xml Enter key

 

その後アップデート画面に切り替わらず正常起動しました。

が、手動によるwindows updateは不可能でした!

修復不可のシステムファイルが多く、リカバリーが必要であることがわかりました。

 

ここで問題となるのが、サービスパック適応前のwindows vistaであることです。

サービスパック適応前のwindows vistaではAFT(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)対応のHDDではリカバリができません。

2011年頃からAFT対応のHDDが主流になってきています。

 

AFT非対応のHDDでクローンを作成後リカバリを行い、さらにサービスパックを適応させてから、AFT対応の新しいHDDへの引っ越しを行いました

 

リカバリー後は、AFT対応HDDに対応させるため、インテルラピッドテクノロジー(ドライバ)をインストールしておきます。

 

AFT対応のHDDにはこのマークがあります。

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パソコンの起動が遅い 自作パソコン

お客様の自作PCにて、起動に時間がかかるとの症状です。

 

電源を入れると、起動画面のまま動きがありません。

ハードディスクの回転音も不規則です。

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30分以上かかりようやく起動しました。

 

ハードディスク診断ソフト(Crystal Disk Info)による診断結果です

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代替処理済みセクタ数、代替処理保留中のセクタ数に異常が見られました。

生の値は16進数ですので・・・・・

代替処理済みセクタが1170箇所!

代替処理保留中セクタが40箇所!(保留といってもほぼアウト)

また、セクタ代替発生回数が5133回でした!

 

ハードディスクは、読み込めない部分(不良セクタ)があった場合、別の場所を代替領域(代替セクタ)として使用します。

今回は、代替領域(代替セクタ)がいっぱいになってしまったようです。

不良セクタがあったからといって、即ハードディスク交換!という必要はありません・・・が

今回の場合は代替領域に空きがない状態ですので、交換が必要です。

(不良セクタは、増えることはあっても減ることはありません)

 

余談ですが、ハードディスクの使用時間が、たったの242時間でした。

まだ、新しいハードディスクなのですが・・・。

 

ハードディスク交換時を行います。

当店ではハードディスクのコピーにはAcronisというソフトを使います。

(最近では、フリーソフトでも優秀なものはあります)

 

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電源を入れF2ボタンを押しBIOS画面へ。

BOOT項目から、CD/DVD Drivesの起動順序を一番目に変更しておきます。

 

ドライブにAcronisのディスクを入れディスクより起動させます。

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ディスクのクローン(複製)の作成を行います。

 

クローン作製を選択し、クローン方法は自動。そのまま画面を進み、ハードディスクのクローンを作成。

当然ですが、クローンディスク用のハードディスクは接続しておいてくださいね。

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ハードディスクのクローン作成中

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なんと9時間もかかりました!!!(不良セクタが多いためと考えられます)

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作成したクローンのハードディスクに交換し起動させると、通常の速度で起動しました。pc201505128

 

 

念のため、システムファイルのチェックも行います。

コマンドプロンプトを管理者権限で実行します。

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起動したら『sfc /scannow』のコマンドを入力し、Enter。

スキャンが始まります。

※sfc /scannowは、不足しているファイルや破損したファイルを修復するコマンドです。

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異常なしでした。修理完了です。

 

 

また、お客様の不調なハードディスクの細かい診断結果はこちら。

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1614551~1614678や1614678~1614805のセクタ不良の表示があり、この後も880000~などの不良セクタが表示されました。

不良セクタが多いため、ハードディスクの修復ではなく新しいハードディスクへの交換をご案内させていただきました。

(不良セクタが少ない場合、修復のみで問題の無い場合もあります)

パソコンが起動しない 機種:NEC LS150/F

パソコンの起動が出来ず、ブルースクリーンが表示される症状です。

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Windows7のインストールディスクを挿入し、再度起動させ、システム回復を試みました。

OSのインストール画面が出てくるので『コンピューターを修復する』を選択。

次の画面で、『スタートアップ修復』を選択し修復を行いました。

修復完了し、無事起動!

 

起動後、コマンドプロンプトにて修復を行いました。

(プログラムのアクセサリ内のコマンドプロンプトを右クリックし、管理者権限にて起動)

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『chkdsk/f』と入力、修復を行います。

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52ファイルの修復が行われ、その後起動良好です。

 

ノートパソコンの電源が落ちる

ノートパソコンの使用中、電源が落ちるという症状です。

ノートパソコンの電源が突然落ちる原因は、メモリ、電源、マザーボード、HDD、などのハードウェアと、OSなどのソフトウェア、熱による問題などがあります。

今回の原因は熱でした。

ノートパソコン本体を分解し、内部をチェックすると、CPUのヒートシンクに大量のホコリがみつかりました。

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排熱ができず、CPUの温度が上がり、熱暴走が起きてしまったようです。

 

 

分解清掃を行いました。

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作業後は、動作良好です。

ノートパソコンの場合、もともと排熱が厳しい傾向にあります。

気温の低い冬なら問題なくても、夏が近づくと電源が急に落ちるケースが多いです。

また、排熱ができず温度が上がると、CPUのファンの回転数が上がり、音が気になるようになります。

ノートパソコンで、そういった傾向が見られるようになった場合は要注意です。

PCの診断と内部清掃のみで

税込2160円にて作業完了です!

10分程度の簡単な診断でしたら無料ですので、お気軽にご来店ください!

パソコンが起動しない 機種:FMV 一体型PC

Windowsが起動せず、BIOSにてハードディスクも認識しない状態でした。(当店のPC修理の料金表はこちらです)

ハードディスク故障です。

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ハードディスク交換後、リカバリを行いました。

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お預かりから1日、リカバリの作業代8,000円+新品HDD代にて、修理完了です。

パソコン内部の清掃もしっかり行っております。

『HDDから異音がする』といった症状があれば、ぜひご相談ください。

当店にてHDDの診断が可能ですので、もしも不良個所があればHDDが壊れデータが消えてしまう前に、早めの交換をおすすめしております。新しいHDDへのデータ引っ越しであれば、作業料金6,000円にて承っております。(別途HDD購入代、価格は容量によります。持ち込みも可。)

ノートパソコンから異音がする

ノートパソコンから異音がするとの症状です。(『ブーン』という大きな音)

使用上は問題ないとのことですが、パソコンから異音がするケースは、ほおっておくと大きなトラブルにつながる可能性があります。

CPUのファンの音と考えられたので、本体を分解し内部のチェックを行いました。

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ノートパソコン内部に大量の埃がありました。画像のCPUファン内部にもびっしりと埃があります。

清掃を行いましたが、異音は解消されず。

埃がファンの軸に入り込み、軸が傷んでしまったようです。

 

CPUファンの交換を行いました。

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今回は異音にて交換を行いましたが、ファンが壊れてしまうとPCが突然落ちてしまい、データが壊れるといったケースや、最悪の場合CPUが壊れてしまうこともあります。

パーツは2,000円程度ですので、このような状況の場合は、交換をおすすめいたします。

パソコンの調子に問題がなくとも、異音がする、異臭がするなど、いつもと違った点がありましたらお気軽にご相談ください。